枕草子を通して
表現される
小さな芸術

京菓子は、文学や絵画、和歌などを題材にし、また影響を受けながら、制作されてきました。
枕草子の世界よりイメージを膨らませ、新たな感性で表現した京菓子作品を展示します。

News

  • 2023.7.9

    速報!「京菓子展」10周年特別展示を企画


速報!「京菓子展」10周年特別展示を企画

京菓子展、これまでの10年

「京菓子展」は、2013年より始め、2015年より公募による「京菓子展」として、毎年秋に開催してまいりました。

京菓子は、作り手である職人だけでなく、食べ手である私たちが、一つの菓子の背景を理解し、味わってはじめて完成する食べ物です。

そのような、京菓子の深い文化的な側面について理解いただくため、デザイン部門と、実作部門を二つの柱とし、8年間、多くの方々にご応募いただき、またご協力をいただいてまいりました。

「京菓子展」10周年特別展示を
2024年2月に実施

本年は、京菓子をはじめとする日本文化が置かれている状況をかんがみ、京菓子展の10年を振り返るとともに、次の 10年に向けて、京菓子と日本文化がどのようにあるべきかを、ご一緒に考える機会にしたく、2024年2月に、10周年特別展示をいたします。

公募展は2024年1月に発表

公募展につきましては、2024年の実施に向け、2024年1月にテーマを発表させていただく予定で、準備を進めております。どうぞお楽しみに。


About

京菓子展とは

「京菓子」は、朝廷文化である有職や茶道文化と密接に関わり発展した世界でも稀にみる芸術的な食べ物です。日本の伝統文化を表す重要なエッセンスが、すべて《50グラムの立体造形》に込められています。

本展覧会は、京都を代表する芸術文化である京菓子を通して、広く皆様に古典文学について知っていただくとともに、京菓子についての理解を深めていただくことを趣旨とするものです。

本年は枕草子をテーマにした京菓子作品の中から、選りすぐりの作品を展示いたします。


「京の菓子文化」は2017年に”京都をつなぐ無形文化遺産”に選ばれました。

Exhibition

展覧会

京菓子展 2022 枕草子

2022/11/1 – 11/15

本会場:有斐斎弘道館
特別会場:旧三井家下鴨別邸
サテライト会場:京都御苑 中立売休憩所「檜垣茶寮」

会期:2022年11月1日(火)〜15日(火)
主催:公益財団法人有斐斎弘道館、旧三井家下鴨別邸運営コンソーシアム
共催:京都市、公益社団法人京都市観光協会、古典の日推進委員会
後援:京都府、京都新聞、一般財団法人大阪デザインセンター
協力:文化庁地域文化創生本部、一般財団法人 国民公園協会京都御苑、京阪ホールディングス株式会社、京都ブライトンホテル、株式会社GK京都、バウプラス京都株式会社


About Kodoukan

弘道館と皆川淇園

有斐斎弘道館は、江戸時代を代表する儒者・皆川淇園(みながわきえん/ 1734-1807)の学問所「弘道館」址に建てられた数寄屋建築です。建造物ならびに庭園を保存するとともに、江戸時代の教養文化を再考し、現代における学問所の再興をめざして、活動を続けています。公募展を通して、当時の文化サロンの豊かなネットワークに思いを馳せることができましたら幸いです。