京菓子展
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TOP / 2021年展覧会「徒然草」 / 受賞作品

2021年展覧会「徒然草」受賞作品

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  • 審査員総評

京菓子デザイン部門

  • 《大賞》「土のいろ」作:齋藤 希美

    《大賞》「土のいろ」

    作:齋藤 希美

    講評:茶席で十分楽しめ、和菓子としての美しさを感じました。個性的でテーマとの関係もおもしろい。落ち着いた色合いで、徒然草らしい人生を見極めた渋さがあり、実作されると発想も生き、印象的な作品でした。職人さんの技にも助けられて、厚みのある徒然草らしい仕上がりになった点を評価しました。

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  • 《優秀賞》「飛鳥川」作:海崎 美香

    《優秀賞》「飛鳥川」

    作:海崎 美香

    講評:万葉集以来、数々の歌に詠まれてきた「渕瀬」の代表、飛鳥川。「渕瀬」とは、浅くて流れの速い所をいいます。この作品は、渕瀬を水の中に見える「色」として二色の餡玉であらわし、錦玉の下に潜ませることで、流れを感じさせています。

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  • 《優秀賞》「雨と桜」作:富久 菜月

    《優秀賞》「雨と桜」

    作:富久 菜月

    講評:明るい色彩で「はかなさ」を表現するところが、うまくできています。桜が咲き出そうとする矢先に雨や風が続くというドラマが凝縮された、とても可憐な作品です。実作する際に、伝統的な「へら菊」の手法を用いながらも新たな表現が生み出されている。デザインに挑む職人の技が光っている作品でもあります。

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茶席菓子実作部門

  • 《大賞》「徒然」作:塩貝 祥代

    《大賞》「徒然」

    作:塩貝 祥代

    講評:シンプルな形と色のバランスが美しく、色の魅力をうまく引き出しています。色彩のグラデーションが鮮やかで、凛として端正な表現は、高い技術と緻密な計算で作られたことだと思います。コンセプトをうまく抽象化が出来ており、完成度が高い点を評価しました。

  • 《優秀賞》 「唐瓶子(からへいじ)」作:寺田 庄吾

    《優秀賞》 「唐瓶子(からへいじ)」

    作:寺田 庄吾

    講評:何かを考えさせられる菓子。シンプルでバランスが美しい。謎めいた形が「なんだろう?」「徒然草?」「頂上のものは何?」と考えさせられます。その見た目から味をさまざまに想像してしまうのですが・・食べた時の意外性にまた驚かされます。実はオーソドクスにとても美味しい菓子で思わず納得させられます。

  • 《優秀賞》 「一路(いちろ)」作:藤本 宏美

    《優秀賞》 「一路(いちろ)」

    作:藤本 宏美

    講評:「徒然草」を読み込んだ上で独自の表現へとまとめています。練り切りという有機的な素材を、シャープに表現するところに魅力があります。モダンな表現で、色の生み出し方、あわせ方も美しい。

学生部門

  • 「ほころび」作:井戸 伶

    《学生賞》「ほころび」

    作:井戸 伶

    講評:デッサンの段階から印象的で、抽象的に表現したつぼみに生命力を感じます。完成度は高くないですが、よくまとまっており、学生の総合点で1位です。学生賞のユニークさ、新しい取り組みを評価しました。

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審査員特別部門

  • 「ほころび」作:井戸 伶

    《京都市長賞》ほころび

    作:井戸 伶

    講評:今回大変迷いましたが、学生部門の素晴らしさに焦点を当てました。特に、コンセプトの文章を読ませていただき、その哲学が素晴らしいと評価いたしました。 満月だけが美しいのではない。こういうことを、若い人が感じておられるというのはすごいと感じます。美しく咲き誇った花だけが美しいのではなく、蕾から、また散った後も美しいと捉える感性が素晴らしいと感じます。

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  • 「染」作:鄭 雯心

    《古典の日推進委員会賞》染

    作:鄭 雯心

    講評:「東洋的な一服の水墨画のような小宇宙」
    まさに日本の古典文化の世界を見たように思いました。透明な錦玉羹に鮮やかに埋め込まれた、シャープな文字にも見える黒。作者の解題とは違うようですが私はそのように受けとめました。鄭さんのお国は存じませんが、京菓子の世界で東洋の美を共有できたとしたらうれしいですことですね。

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  • 「光輝の一矢」作:杉中 聡

    《熊倉功夫賞》光輝の一矢

    作:杉中 聡

    講評:この作品は、京菓子の本当に良い伝統の形を生かしながらも、とてもモダンな感じがする点を評価いたしました。伝統の姿を、現代の感性で表現されている点がとても気に入りました。

  • 「暗中に在るもの」作:杉田 麻貴

    《荒木浩賞》暗中に在るもの

    作:杉田 麻貴

    講評:全体の順位とは別に、私個人の特別賞として考えたのは『徒然草』との関係です。その中で、猫また、しろうるり、235段の心の虚空と家の譬喩、という三つが挙がりました。「暗中」ではなく、明るいライトに照らされた猫またの実作は、チャーミングで精巧、ちょっと目も合いました。また、食べたその味の複雑な濃密さにも惹かれて、選びました。

  • 「人の天」作:中丸 剛志

    《家塚智子賞》人の天

    作:中丸 剛志

    講評:常に新しい表現、技術に挑戦されていることに敬意を表します。これまで出会った事のない食感、味が続き、なんとも不思議な感覚でした。すだちの皮の蜜漬もさっぱりとしており、食感はすっきりしているのですが、作者のコンセプトとは裏腹に一体なんだったのか、食後の気持ちは、ずっしりきました。また味わいたくなる作品です。

  • 「雲上の快」作:幾世橋 陽子

    《榎本信之賞》雲上の快

    作:幾世橋 陽子

    講評:徒然草というコンセプト、テーマに沿ってすごくシンプルな形、抽象的な形に収められている点をまずは評価いたしました。単に球体だけではなく、その中に雲、雲の上に浮いているっていう景色が込めているという狙いが非常に面白いです。そして、その再演方法も非常よく、デザイン的にも非常に面白いと感じましたので、この作品を選びました。

  • 「始む(はじむ)」作:藤本 まどか

    《岡田秀之賞》始む(はじむ)

    作:藤本 まどか

    講評:オーソドックスでシンプルな形で、お茶席でも食べたことがあるような形なんですが、そこに桜の花びらと金箔がすごく散らされている点が気に入りました。本当にお茶席で春に一度食べてみたいな、という思いで選びました。

  • 「徒然」作:森 みどり

    《奥田充一賞》徒然

    作:森 みどり

    講評:実は見た目は華やかじゃなく、普通に楚々として自然な形で、洒脱で計算されたものではない雰囲気を持っている菓子。ですが、そこに込めらた味や、香りが、まさにマルチモーダルな京菓子の世界をちゃん実現してる、そういう点を評価し、本作品を選びました。

  • 「閑居」作:佐藤 由紀子

    《笹岡隆甫賞》閑居

    作:佐藤 由紀子

    講評:建築が好きなので、建築現代建築の意匠のようなお菓子を選びました。非常に鋭利な面というのは、あまり和菓子では見かけないと思うんですけれども、尖った面同士の交差するラインが見て取れ、教科書の世界に新風を吹き込んでるようなそんなイメージがおもしろいと感じました。

  • 《優秀賞》 「一路(いちろ)」作:藤本 宏美

    《鈴木宗博賞》「一路(いちろ)」

    作:藤本 宏美

    講評:折重ねたお菓子は多いんですが、このお菓子はラインの出し方や、全体的な線が美しいと感じました。普通、色をたくさん使えば使うほど、まとまらず華美なデザインが多いですけども、これはすごく色合いが綺麗にまとまっている。その色形、すべてにおいて、本当にこう巻くだけのデザインというのは、に京菓子の中ではよく見かけるデザインですが、ラインを乗せたり、色合いをうまく配合したりすることによっ、今までにある京菓子とは一味違う形になっていておもしろい。コンセプトがしっかりしている点も評価しました。

  • 「不完全の美」作:河野 浩子

    《廣瀬千紗子賞》不完全の美

    作:河野 浩子

    講評:ありそうでない色と形だなと思いました。それでいて非常に独創的ですが、きちんとお菓子になっている点、今までにないものを感じました。桜の塩漬けがさりげなく潜んでいたりして、食べてもとっても美味しかったです。見方によってはお菓子らしくない形にも見えますが、創造的でチャレンジされている点に非常に好感を持ちました。

  • 「柑子のかこひ」作:植村 健士

    《濱崎加奈子賞》柑子のかこひ

    作:植村 健士

    柑子囲の「囲」を、素材を生かしながら表現している。また、囲の中には、みかんと抹茶を用いることで、見た目と味を見事にリンクさせている。

京菓子展

「京の菓子文化」は2017年に
”京都をつなぐ無形文化遺産”に選ばれました。

企画・運営

公益財団法人 有斐斎弘道館

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