京菓子展
  • EN
  • JP
【本会場・オンライン予約】
チケット購入はこちら
  • 会場・チケット案内
  • 京菓子展について
  • \ 9/30 UPDATE / 作品紹介
    • 2026年

      受賞作品 入選作品 佳作作品 審査員総評
    • 2025年
    • 2024年
    • 2022年
    • 2021年
    • 2020年
    • 2019年
    • 2018年
    • 2017年
    • 2016年
    • 2015年
  • \ 10/1 UPDATE / イベント・関連情報
  • ▶ 特定商取引法に基づく表記
  • ▶ 個人情報保護方針について
  • ▶ お問い合わせ

TOP / 2026年展示会「寛永行幸絵巻」 / 受賞作品

  • 受賞作品
  • 入選作品
  • 佳作作品
  • 展覧会
  • 審査員総評

京菓子デザイン部門

  • 「寛永の栄華」作:渡邊 雄大

    《大賞》「寛永の栄華」

    作:渡邊 雄大
    (YIC調理製菓専門学校)

    講評:天皇家を象徴する菊と徳川家を象徴する葵を等しく配し、寛永行幸における朝廷と幕府の結びつきを一つの絵巻のように表現した作品です。二つの意匠を対等に扱いながら美しくまとめる構成力に加え、金箔や紫を用いた華やかな色彩も印象的です。寛永行幸というテーマがひと目で伝わる、明快で完成度の高いデザインとして評価されました。

    展示会場: 有斐斎弘道館

    デザイン画を見る
  • 「香雲」作:給田 麻那美

    《優秀賞》「香雲」

    作:給田 麻那美

    講評:行幸を迎える都の人々の喜びや、都を包むやわらかな空気を、愛らしい形に託した作品です。人々の心を思わせる現代的な造形と、優しく軽やかな表現が、四百年前の祝祭の情景と自然に響き合っています。歴史的な出来事を親しみやすく現代へとつなぐデザインとして評価されました。

    展示会場: 有斐斎弘道館

    デザイン画を見る
  • 「交輝」作:梁 嘉祐

    《優秀賞》「交輝」

    作:梁 嘉祐

    講評:朝廷と幕府という二つの権威を、対照的な色彩と互いに交わる曲線によって表現した作品です。異なる二つの存在が向き合いながら一つの形を成す構成は、寛永行幸が象徴する両者の関係を端的に示しています。金箔の華やかさも祝祭性を添え、歴史的なテーマを力強く現代的な造形へと昇華した点が評価されました。

    展示会場: 旧三井家下鴨別邸

    デザイン画を見る

茶席菓子実作部門

  • 「DATE紫」作:幾世橋 陽子

    《大賞》「DATE紫」

    作:幾世橋 陽子

    講評:寛永行幸行列において御三家でも許されなかった紫の馬の総飾りを許された唯一の人物、伊達政宗。その人物像を丁寧に読み込み、色彩、形、味わいへと落とし込んだ作品です。大胆な色使いと洗練された造形が印象的で、わずかな大きさの菓子の中に伊達の美意識を見事に表現しています。さらに、伊達家が早くから西洋文化と接点を持っていた歴史を思わせるような素材使いも特徴で、和の菓子の中に洋の要素が自然に溶け込んでいます。伊達政宗だけで寛永行幸そのものを表すのかどうかという点は議論になりましたが、歴史的背景をふまえた上で、素材・味・造形を一体として構成する高い表現力が評価され大賞となりました。

    展示会場: 有斐斎弘道館

  • 「華の陰」作:圓崎 凪沙

    《優秀賞》「華の陰」

    作:圓崎 凪沙

    講評:華やかな寛永行幸の背景にあった、朝廷と幕府の間の緊張感に目を向けた作品です。表面的な華やかさだけではなく、その陰にある後水尾天皇の心情までを菓子に映し、山椒を効かせた餡で緊張や揺らぎを味覚として表現しています。歴史を深く読み込み、見た目と味わいを一つの表現へと結びつけた点が評価されました。

    展示会場: 旧三井家下鴨別邸

  • 「煌如星」作:高井 弓

    《優秀賞》「煌如星」

    作:髙井 弓

    講評:行幸の象徴である鳳輦に着想を得て、その煌びやかさを端正な造形に仕立てた作品です。華やかな色彩と凛とした姿が、寛永行幸の晴れやかな光景を想起させます。東福門院をはじめとする当時の宮廷文化まで丁寧に読み込み、歴史的背景と現代的な美しさを結びつけた点が評価されました。

    展示会場: 有斐斎弘道館

学生部門

  • 「双権の和」作:林 ちず

    《学生賞》「双権の和」

    作:林 ちず
    (大和学園京都製菓製パン技術専門学校)

    講評:寛永行幸を、幕府と朝廷という二つの存在の結びつきから捉えた作品です。徳川秀忠の娘であり後水尾天皇の中宮となった徳川和子(東福門院和子)を両者の架け橋として見立て、幕府を表す緑と黒、朝廷を表す紫の間を、ピンクの練り切りでつなぐ構成に仕上げています。歴史上の人物の役割を分かりやすい造形へと置き換え、色彩によって関係性を端的に表現しています。歴史を自分なりの視点で読み解き、若々しく明快な造形へと昇華した点が高く評価されました。

    展示会場: 有斐斎弘道館

    デザイン画を見る

審査員特別部門

  • 「綾なす」作:鈴木 万久美

    《熊倉 功夫賞》「綾なす」

    作:鈴木 万久美

    講評:茶席の菓子はあまり自己主張の強くないものが良いように思います。もちろん、茶会の趣旨を明確にする菓子も、過去の名茶会にはありますが、どちらかといえば脇役です。そのために、必要にして十分の姿と質をもっている作品が鈴木万久美さんの菓子ではないかと考えました。外郎の編み込みは斬新でみごとです。ただ味わいはいかがなものか食べてみないと分かりません。

    展示会場: 有斐斎弘道館

  • 「藤橘」作:佐藤 由紀子

    《家塚 智子賞》「藤橘」

    作:佐藤 由紀子

    講評:まず、凜とした美しい造形が目に飛び込んできました。銘を確認すると、「藤橘」とありました。「寛永行幸」というテーマでは、「葵」「菊」をモチーフにしたものが多いなかで、「藤」「橘」は少し意外な印象も受けますが、その意外性により、ますます、この作品のコンセプトに興味が湧きました。
    実際にいただくと、見た目からは想像できない、少し意外なお味で、お味自体も変化していくようでした。「黒寛永餡」と名付けられた餡には、栗をはじめ、たくさんの果実が練り込まれており、複雑で豊かな味わいを生み出しています。寛永行幸や寛永文化の多様性が、この味で表現されていると感じました。
    この「藤橘」という作品の「意外性」「複雑性」を味わいながら、寛永行幸について思いを巡らせました。

    展示会場: 有斐斎弘道館

  • 「潤み」作:齋藤 蔵

    《笹岡 隆甫賞》「潤み」

    作:齋藤 蔵

    講評:桂離宮の庭の景色を表現した、シンプルだが美しい作品。水面の波紋が象徴する文化の広がりは、本展のテーマそのものといえる。
    梅果汁の爽やかさが生きた、軽やかで清々しい味わいも好ましい。

    展示会場: 有斐斎弘道館

  • 「光陰」作:安重 美恵子

    《鈴木 宗博賞》「光陰」

    作:安重 美恵子

    講評:行幸をストレートに表現したものではなく、行幸を見物する人の喧騒から離れ、茶室の静寂した空間での想いを菓子に表現している。
    「光陰」と言う銘の通り、菓子の表面は陰から陽の美しいグラデーションとなり、横からは餡の代わりに細工された花が覗いている。
    菓子の表面に花を置かず、窓越しの花として覗かせたのは可愛い表現だと思います。
    茶席の菓子としてもすっきりした中に遊び心のある良い作品だと感じ選ばせて頂きました。

    展示会場: 有斐斎弘道館

  • 「雅重」作:橋本 早織

    《廣瀬 千紗子賞》「雅重」

    作:橋本 早織

    講評:年々、素材、色彩、造形の面で新しい試みがなされていること自体は喜ばしく、素材では、「華の陰」の山椒入り黒こし餡、「藤橘」の作者自身の命名による〈黒寛永餡〉などが受賞作品にも見られる。また、従来あまり見られなかった黒、濃い目の鮮やかな色彩、アイデアを凝らした造形も増えて来ている。たしかに、一個の作品として見れば魅力的であり、美しい。しかし、茶席に置けるものは、ほとんどない。茶が飲めないのである。その意味で、「雅重」は、床や道具に囲まれた茶席空間に無理なく収まるが、かといって決して陳腐ではない。よく見れば、重ねられた色は絶妙に濃いグラデーションであるし、一筋の赤は渋いが鮮やかである。〈襲ねの色目〉という伝統的な手法が、自然体で今に生かされ、シンプルな形が全体の調和を支える。おそらく、この度の作品のなかでは、新しい美意識を育みつつ、茶席空間に耐えうる、数少ない作品であると思う。京菓子の着地点は茶席菓子であろう。なぜならば、京菓子は、作品である前に〈もてなし〉の方法のひとつだからである。

    展示会場: 旧三井家下鴨別邸

  • 「御簾の奥」作:中村 修飛

    《古典の日推進委員会賞》「御簾の奥」

    作:中村 修飛

    講評:御簾に見立てた飾りの隙間からのぞく色がこぼれるように赤を中心に配し、全体にかわいい色遣いで、華やかな文化が詰まっている様子が感じ取れる。チョコレート仕立ての御簾をのせた佇まいが洋菓子風でもあり斬新で、茶席に出された瞬間に場が華やぐ感じがする。餡の甘さの中に洋風の酸味が感じられる味わいもよかったです。守るべき伝統は大切にしながら、若い感性を注ぎ、さらに生き生きとしたものにしていってほしいと思います。

    展示会場: 有斐斎弘道館

  • 「葵の縛」作:植村 健士

    《暦本 純一賞》「葵の縛」

    作:植村 健士

    講評:菊を覆い隠すように黒を配した意匠は、「葵の縛」の菓銘どおり華やかな寛永行幸の背景にある朝廷と幕府の拮抗を象徴するものと読み取れます。内に忍ばせたワインの粉末も、香りと味わいに意外性を添えるだけでなく、行幸翌年に起きた紫衣事件を暗示しています。菊と黒の視覚的な対照に、ワインという仕掛けを重ね、当時の歴史を一つの菓子の中に凝縮している点がたいへん興味深い作品です。

    展示会場: 有斐斎弘道館

  • 「腕のしらべ」作:清水 久美子

    《実方 葉子賞》「腕のしらべ」

    作:清水 久美子

    講評:平面をそっと折っただけの簡潔な造形は忘れがたい。極限まで装飾を排するも決して無機質に陥らず、一点の赤を抱かせることで菓子が鼓動し、生命を宿す。そのふくよかな姿は、寛永の美のキーワードである抽象性と、宮廷文化の澄明な美意識を昇華させたひとつの世界といえよう。口に含むと、女官たちの衣ずれがかすかに響くような余韻とともに、静かな幸福感が広がる。それは、情報過多な現代にあって、寛永の人々が見いだした引き算の豊かさに触れる新鮮なひとときをもたらしてくれる。

    展示会場: 旧三井家下鴨別邸

    デザイン画を見る
  • 「流」作:小安 美愛

    《西山 剛賞》「流」

    作:小安 美愛

    講評:寛永3年の二条城行幸といえば、公武融和を象徴する華麗な行列や宴席に目を奪われがちですが、歴史的には時の天皇が二条城天守から市中を見下ろしたという歴史的事実も見逃せません。本作はそこに着想を得て、当日の曇天をこなし生地で、絢爛な行幸の情景を金箔で繊細に描き出し、全体の意匠を誰が袖の優美なフォルムへと昇華させています。17世紀初頭の政治的背景と文化の粋をひとつの生菓子に凝縮させた発想力と構成力は極めて秀逸であり、まさに歴史を味わうという得難い体験をしました。深く心揺さぶられる作品です。

    展示会場: 有斐斎弘道館

  • 「融和」作:寺井 英里菜

    《京都府知事賞》「融和」

    作:寺井 英里菜

    講評:天皇家に受け継がれてきた古典文化と徳川家のもとで形成された儒教文化の融和をイメージしたということで、天皇家の紋章である菊と徳川秀忠が好んだ椿が寄り添い、公家と武家の融和を表している点にあたたかさを感じました。上品な甘さの中にあるほのかな柚子の香りが平和の訪れを感じさせるあたたかくて素晴らしい味わいでした。それぞれの文化を花で表すという表現力の豊かさに、今後の高い将来性を感じ選定させていただきました。

    展示会場: 旧三井家下鴨別邸

  • 「葵の縛」作:植村 健士

    《京都市長賞》「葵の縛」

    作:植村 健士

    講評:今回、京都市長賞に選ばせていただいた作品は、行幸の裏に隠された徳川家の思惑に着眼したコンセプト設定と、十六菊を覆う高貴な紫色による美しくも妖艶なデザインが、見る者の心を強く惹きつけます。
    また、中あんに粉末ワインを練り込んで紫色に仕立てるという斬新な工夫、ぶどう由来の爽やかな酸味と重厚な深みが絶妙に調和しており、歴史の隠された物語が和菓子の造形や色、味わいで鮮やかに表現された、非常に意欲的な作品です。

    展示会場: 有斐斎弘道館

  • 「祝言」作:吉川 瑠璃子

    《八幡市長賞》「祝言」

    作:吉川 瑠璃子

    講評: 天皇と将軍が時と場所を同じくし、共に能舞台を見つめたその「時間」と「場」に焦点を当てられたことが、とても素晴らしいと感じました。
    400年前、戦乱の世が明けたばかりのあの時代に、天皇と将軍がお席を共にされ、想いを共有されるということ。それこそが「寛永行幸」という大プロジェクトの醍醐味であり、まさにこれからの平和と繁栄を願うひとときであったのだと思います。 本作品が「茶会」という、お席をご一緒する方々と時間を共にする場で供される京菓子であることで、また遠く時代を経た私たちも、その「時間と場を共有する」ことを地続きとして体験をすることができるという意味で、非常に巧みなテーマ設定だと思います。
    見目も、すっきりとした紅白と非常に繊細な松、ほんの微かな二点の金箔が大変上品にまとまっており、とてもおめでたい演目である「猩々」の華やぎが、能舞台を柔らかに包む願いの時間を表しているように感じられる、素晴らしい作品です。

    展示会場: 有斐斎弘道館

    デザイン画を見る
  • 「すぐなる代」作:前田 和宏

    《濱崎 加奈子賞》「すぐなる代」

    作:前田 和宏

    講評:寛永行幸の三日目に行われた和歌御会で後水尾天皇が詠まれた和歌を題材にした菓子。菓子の題材としてひとつの歌をとりあげただけにとどまらず、寛永行幸そのものを象徴するものとしてこの歌を選ばれている点をまずは評価したい。またこの歌の意味するところを菓子として素直に表現しており、まさに「すぐなる」菓子であり、銘も「すぐなる代」。寛永行幸にこめられた祈りが、これまた「すぐなる」味と食感とともに伝わってくる。

    展示会場: 旧三井家下鴨別邸

撮影:バウプラス京都株式会社 久保田康夫

京菓子展

「京の菓子文化」は2017年に
”京都をつなぐ無形文化遺産”に選定されました。

企画・運営

公益財団法人 有斐斎弘道館

公益財団法人 有斐斎弘道館

〒 602-8006
京都市上京区上長者町通新町東入る元土御門町 524-1

▶ TEL&FAX:075-441-6662

▶ 公式サイトはこちら

  • 特定商取引法に基づく表記
  • 個人情報保護方針について
  • お問い合わせ

©2021-2026 Yuuhisai Koudoukan